中小企業の借入の強い味方!保証料率を下げるチェックリストとは?

中小企業が金融機関から融資を受ける際に保証してくれる団体があります。信用保証協会という団体で、その団体が保証してくれることで企業の信用力を高め、融資を受けやすくなります。万が一返済に困ったら、保証協会が弁済してくれます。しかしその保証は無料ではありません。

保証料は融資を受ける金額の0.5%~2.2%の間で決められます。その保証料率は中小企業の経営の状態や、それ以外の情報を考えて決められます。そしてその決められた保証料率を無条件で0.1%下げる方法があります。それは「中小企業会計士指針の適用に関するチェックリスト」という長い名前のチェックリストを提出するということです。ただこのリストを提出するだけではダメです。まずは顧問の税理士の方にチェックリストの項目ごとに○、×をつけてもらいます。そのチェックリストと決算書を一緒に、金融機関を通して保証協会に提出して保証を申し込みます。そして無事に審査に通れば保証料率を0.1%引き下げてもらえます。

注意しなくてはいけないのが、チェックリストに嘘を書いてはいけないということです。ここで×にしたら審査に通らないかもしれないなどと考えて○と嘘をついてしまったら0.1%の引き下げはしてもらえません。そして何度も同じ税理士から嘘をついていると思われるチェックリストが提出されたと発覚した場合は、その税理士がチェックしたリストは1年間は引き下げを認められません。×をつけたから審査に落ちるというわけではありません。×なら×の理由をきちんと説明しておけば審査に通って引き下げを認められます。審査に落ちることを恐がらずにきちんとした情報を提出しましょう。

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