新規事業への融資を受けるために、必要な準備
新しく事業を始めるので融資を受けるために必要な準備には何があるのでしょうか?
まずは自己資金です。自己資金がまったくないと融資は受けにくくなります。融資を受けたいと思っている金額の半分くらいは用意しておくと安心です。自分の貯金があまりない場合は親や親戚などに借りて用意しておくか、自分の貯金ができるまで待つくらいしかできません。
そして次に店舗や事務所が必要な場合は探しましょう。自分の希望の家賃や、広さ、人通りなど条件にあった物件はなかなか見つからないかもしれません。いい物件は不動産情報誌に掲載される前に押さえられてしまうことがよくあります。多くの人目につく前にいい物件の情報が欲しい場合は、何件も不動産屋を回って先に連絡をもらえるようにお願いしておくこともできます。いい物件が見つかったら、飲食店の場合は実際に営業する予定の時間帯に店の前に立って人がどのくらい歩いているかを調べておくと、のちの事業計画書で役にたちます。
物件を見つけたら必要な設備を探して、必要な資金の金額を調べておきましょう。飲食店なら冷蔵庫やオーブンなどの調理器具のほかに、テーブルや椅子なども必要になります。事務所なら人数分のパソコンやデスク、コピー機などです。リースできるものもあるのでいくらくらいでリースできるのか調べておくと便利です。
さらに融資を受ける金融機関に提出する事業計画書を作成しましょう。希望する融資額を決める際には、物件を借りるための資金や、設備にかかる費用、宣伝費、運転資金などいろいろなものを考えて決めるようにしましょう。先に調べておいた設備の金額やリースの金額などがここで役にたちます。数字の記入が終わったら、新しく始めている事業がどのくらい確実に利益をあげることができるかをきちんと説明できるようにしておきましょう。物件の前の人通りなどはこのときに役立ちます。
新しい事業を始めるということは、やらなくてはいけないことがたくさんあって大変かもしれません。しかし長年の夢がかなったり、これからの希望で乗り越えることができます。まずは無事に融資を受けれるように、しっかり準備をしておきましょう。